こんにちは、整備士の黒田です。

8月26日に、出石町中村に伊福部神社と斉藤隆夫記念館広場で第三十九回の愛宕の火祭りが開催されました。

愛宕の火祭り奉賛会主催のその中に御神火会があり私もその会の1人です。その役目は一年をかけて十アールの土地を借りて麦を栽培し、麦の刈り取り、周りの草刈、動物対策しながら祭りの準備をしています。又、祭りの一週間前から刈り取った麦わらを火振り用に束を百二十準備します。祭りの当日は、昼から色んなイベントがあり、浦安の舞、出石の和太鼓の演奏、夕方から伊福部神社でお祓いをし、神社の上にある愛宕神社まで二百五十段の石段を上がります。愛宕神社でメインの火起し神事が終わると火起しの儀があり、二人の火起し者が昔ながらのやり方で火をおこします。私も今年は火起し者でした。火が起きれば巫女がその火を受け取り、奉仕者がタイマツに火を受け継ぎ、愛宕神社からタイマツの火が二百五十段の石段を下りていきます。その先頭には私の娘がホラ貝を吹きながら下りていきます。その姿は闇に浮かぶ神秘的なものです。そして広場でタイマツの火を万燈や篝火に分火して火を受け取り火振りの始まりです。一つ一つの麦わらに火をつけて振り回し、それに合わせて和太鼓演奏が響き渡り、火と太鼓の祭典です。

ここ何年かは、インターネットや口コミで大阪方面や神戸方面、鳥取方面から写真を撮りに来られます。5、6年前になりますがTOKIOの鉄腕ダッシュで城島さんが愛宕の火祭りの厄除け火振りを体験されました。

皆様も一度、愛宕の火祭りを見て火振りを体験しませんか?お待ちしています。